EP-879AとEP-808Aのちがいは?【3つの違いまとめ】
EP-879AとEP-808Aのちがいって?
EP-879A(2016−17年モデル)とEP-808A(2015-16年モデル)の3つのちがいをレビューしています。
EP879AW/AB/ARは、2015年モデルのEP808AW/AB/ARの後継機種、
2016年秋の新モデルである。エプソンが発表したモデルの中ではひときわ目立つ存在です。
※AW…EP-879のホワイト、AB…同ブラック、AR…同レッドをそれぞれ表します。
従来モデルにも型落ちして価格が安いというメリットがあるので、新旧両モデルのちがいについてレビューしてみたい。
※2015年モデルのEP808AW/AB/AR。
EP879AとEP808Aの主なちがいは3つ!
これまでは80・80Lの6色インクを採用するモデルが基本であったが、というよりビジネスモデルを除くエプソンのプリンターは80(80L)という6色インクを採用。
EP-879Aに関しては、そこから一段階進歩した新開発インクが採用となった。
従来の80インクから、ライトシアンとライトマゼンタの採用によって、空と肌色の色域をアップして素晴らしいニュアンス表現が可能となっていた。
EP-879Aのインクは、そのメリットを踏襲しながら、グリーン系統のニュアンスをより豊かに表現できるようになった。
特に自然風景の写真が好きな方には、うれしいお知らせ。緑の記憶をあざやかに蘇らせてくれるのがこの新採用のインクシステムなのだ。
さらに「写真オートファインEX!」という画像補正機能が付き、人物の顔を自動判別、自然は肌色に修整、風景写真によく映り込むシャドウ部も判別、自然なニュアンスに修整してくれるすぐれ機能も。
角の丸いスクエアなフォルムをまとう。EP-808Aよりもさらに小型化(奥行きが1o、横幅が41oコンパクトサイズに)するとともに、インテリアになじむデザインとなった。カラーバリエーションは3色から選択できる。てかてかの派手なものでなく、つや消しのマットなカラーだ。実はEP808Aでも写真で見るより実物はいっそうコンパクトな印象なのだが、それがいっそうコンパクトにおしゃれ化した模様。
プリンター内部には実はインクの掃き溜めが存在する。ヘッドクリーニングを行なうと、そこに使い古されたインクがたまっていくことで用紙のかすれが生じたりする、古いインクで満たされるとメーカーに修理を頼むほかない。
廃インクタンクとはプリンターにつきまとう呪縛なのだ。それを清掃可能にすることで、プリンターを末永く使える期待ができる。
これでEP-879Aの平均寿命は明らかにアップする。必然的にプリンター買替えの頻度が下がるため、これはメーカーの勇断といえるだろう。
交換費用は1000円程度になる。
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まとめ
EP-879Aは、従来のプリンターでは満足できなかったより美しい写真を期待する人に向いているし一新されたデザインにピンときてマイルームに飾りたいと思った人。ミニプリンター並みのコンパクトさを求める人。プリンター本体を長く使いたい人におすすめだ。
EP-879Aは、画質がきれい。本体が長持ちするので16-17年モデルの中では最もおすすめできるモデルです。
2016年秋モデルではエプソンより5機種が発表されたが、最も評価が高いのがEP-879Aだ。廃インクタンクも勇気ある決断と言えよう。著者からはEP-879Aがいちばんのおすすめだ。
プリンターの動作音も音の周波数をコントロールすることで騒音を低減する配慮もされている。音が気になる人にもおすすめできるモデル。
Amazonでは、2016年9月18日現在2万9505円である。
17年4月9日現在では、各色1万8798円まで割引、激安価格を呈している模様。
スペック表は以下の通りになります。
EP-879AW/AB/AR | |
---|---|
発売日 | 2016年秋 |
用紙 | L判〜A4 |
インク |
6色独立 すべて染料インク |
印刷スピード(L判写真) | 約13秒 |
印刷コスト(L判写真) |
約20.6円(増量版使用時/用紙込) |
解像度・画質 | 5,760×1,440dpi |
対応OS | Windows Mac OS X |
ネットワーク対応 | 無線・有線LAN |
コピー | ○ |
ファクス・ADF | × |
スキャナ | ○ |
パネル | 2.7型 タッチ方式 |
自動両面印刷 | ○ |
スマホ・タブレットからのプリント | ○ |
NFC | ○ |
BD/DVD/CDレーベル印刷 | ○ |
メモリーカード | ○ |
給紙 |
3way方式 |
本体サイズ(横幅×奥行×高さ) | 349×340×142o |
本体重さ | 約6.7s |
本体カラー | W(白)/B(黒)/R(赤) |
価格 | オープンプライス 参考価格3万円程度 |
EP879Aの互換インクはある?
発色が豊かなのがEP879Aのインクの特長であるが、そのためか開発が難航していた模様である。安心・安全を保ちながら、純正インクに迫る質感にこだわるなら満を持す必要があるのだろう。で、ようやく17年の7月に発売された。EP879Aの互換インクがついに解禁となったわけです。なおインクの型番は「KUI-6CL-L」です。
EP879Aの互換インクは1年弱の開発期間を経て、今年の7月に発売開始されました。開発に成功したのは数社。
中ではチップスの互換インクが断トツでおすすめ。
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